【ワーホリ仕事】【スーパーSafeway/カウンター】「何より周りの人の英語についていけなかった。もう帰りたい・・。」
2020.06.29
【ワーホリ仕事】
肥山 幸司(Koji Hiyama)
出身:福岡県
年齢:25歳
【職場:スーパーSafeway】
【職種:カウンタースタッフ】
「何より周りの人の英語についていけなかった。もう帰りたい・・。」
カナダでは有名な(?)スーパーマーケットSafewayでキャッシャーとして働いてます!勤務先はWest VancouverのCaulfeildという辺境の地です・・・
(平日のピークアワーですらバスが30分に1本しかないよう場所です。ちなみにMisaさんから「あんなロケーションで働くなんてびっくり!」と言われました。)
仕事探しは全く以って順調ではなく、決まらず焦りばかりが募る毎日。特に、学校卒業とほぼ同時にホームステイも出ていた為、英語に触れる環境が激減していたことが何よりの不安でした。そんなある日、家主でもある日本人の家族の方から「Safewayとかスーパーはどう?履歴書出してみたら?」と言われ、「Safewayなら英語環境は間違いないだろうな」と思い、家の近所のSafewayに早速履歴書を出してみました。
すると、すぐに面接が決まりました!
がしか~し、そんな不安をよそにビザの残存期間が不十分ということで敢え無く不採用決定。ただ、他の店に自分の情報をFAXしてくれるとだけ約束してくれました。(さすがにへこんだ・・・当時ビザの残りは8ヶ月あったのにも関わらずの出来事だったので)
「どうせ電話も来ないんだろうなぁ」と思い途方に暮れていると、数日後に今の職場でもあるSafewayから電話があり面接へ。面接中に採用が決まりました!
これで全てが軌道に乗ったと思ったのも束の間、バスのスケジュール表を見ると前述のようにバスが無い・・・しかし、贅沢を言っている余裕はすでに無かったのと、マネージャーがバスのスケジュールに合わせてシフトを組んでくれるということなので最終的に働くことを決心しました。場所もWest Vancouverなので英語環境が他の場所より良いことも理由でした。(ダウンタウンなどに比べて留学生が少ない地区)
働き始めて1ヶ月は正直仕事に行くのが憂鬱でした。
通勤に片道1時間かかることもそうでしたけど、何より周りの人の英語についていけなかった・・・自分の中ではそれまでに大きな“言葉の壁”にぶつかったことがなかったので、とてもショックでした。
語学学校で使う英語とその外で使う英語の大きな違い(話す速度や言い回し)を痛感しました。具体的に言うと”Half an hour”を1時間半と勘違いし(正しくは30分)休憩時間をオーバーしたり、”How are you?”とお客さんに聞いて”Good, yourself?”と聞き返されるも今まで聞いたことがなかった表現なので”Sorry”と聞き返した始末でした。加えてお客さんの電話番号すら聞き取れないこともありました。(Safewayでは会員証を持ち合わせてなくても登録されている電話番号をレジで伝えれば、会員価格で物が買える為)
「何でこんなに自分は英語が出来んのだろう・・・もう家に帰りたい」と何度も思いました。
それでも続けられているのは、一緒に働いているスタッフ及びお客さんの多くが良い人たちばかりだからだと思います。働き始めて3ヶ月近くになり、最近では何人かのお客さんも自分のことを覚えてくれてレジに来た際”Hi Koji!”と名前で呼んでくれます。
中には日本に行ったことがある人もいて、とてもフレンドリーに会話してくれます。また一緒に働くスタッフもみんな笑顔で話しかけてくれ、こんな英語ができない自分に対しても他の人同様に扱ってくれます。キャッシャーとしての仕事内容にも大分慣れ、お客さんが少ない夜は品出しを手伝ったり、たまに電話対応もする今日この頃です。最初は遠かったり、コミュニケーション上の問題等で働きに行くことが嫌だったけど、今は自分なりに楽しんで仕事が出来るようになったと思えます。
それもあの店で働くスタッフはもちろん、お客さんがとても親切で優しいからだと思います。そして、そんな素晴らしい彼らに少しでも恩返しが出来たらと思い、日々一生懸命働いています!!
“Thank you for calling Safeway Caulfeild. Koji speaking, how may I help you?
(電話に出た際によく言っている表現です。たまに噛んでしまいますが・・・)