【通訳翻訳】【Arbutus College】「真剣に勉強したい人向きのコースです。沢山のものを得られる.」
2020.06.27
【Arbutus College】
松田 典子(Noriko Matsuda)
コース:通訳翻訳コース 受講
Translation/Interpreting course
期間:3ヶ月
ビザ:ワーキングホリデー
出身地:群馬県
「先生方が通訳翻訳の情熱にあふれる方ばかり。」
真剣に勉強したい人向きのコースです。
私は通訳翻訳コースを3カ月間取り、卒業後にサーティフィケーションをもらいました。
このコースを取ったきっかけは、カナダに来る以前よりお金に余裕があれば翻訳を勉強したいと思っていて、ミサさんに相談したらこの学校を紹介されたからです。
このコースは2カ月から取れますが、ほとんどの人が6カ月間のディプロマプログラムか、1年間のco-opプログラム(6カ月間のクラス、6カ月間の就業期間)を取っているので、「私3カ月のコースなんだよね。」とクラスメイトに言うと、みんなから「短いね!」というリアクションが返ってきました。
クラスは、メンデトリーのクラスが3種類。
①トランスレーション(English→Japanese)
②トランスレーション(Japanese→English)
③インタープリティング
1クラス3時間で週にそれぞれ2コマずつです。先生は全員日本人ですが、英語は完璧です。
この学校はビジネスカレッジなので、メンデトリーのクラス以外にもビジネス系のクラスを取ることが出来ますし、プログラムによっては取らなくてはいけません。先生はカナディアンです。
私はビジネスライティングを2か月、ビジネスオーラルコミュニケーションを1か月とりました。これは週に3コマあります。
このコースを取った感想を一言でいうと、間違いなく「宿題が多い」ということです。
週に2回から4回締め切りがあり、常に宿題に追われている気持ちが抜けません。土日に家にこもって宿題をして、その疲れが月曜に出るということもしばしばあります。
「バンクーバーライフを満喫したい!遊びたい!」という人向きのコースでは間違いなくありません。
English→Japaneseの先生から「これでも三分の一くらいに減らしたのよ」とニッコリ言われた時は信じられない気持ちになりましたし、J→Eの先生から「I’ll give you a lot of homework」と眩しい笑顔で言われた時は止めてくださいと本気で思いました。インタープリティングの先生は、課題が難しいほどなぜか嬉しそうになります。
でも、そんな先生方が大好きでした。
また、クラスメートが黙々と宿題を手を抜かずやる方ばかりなので、「私も頑張らなければ」という気持ちになります。自分が翻訳に苦しんでいるということは、みんんが苦しんでいるということで、「課題をどう訳したか」という話題で盛り上がるのも宿題の量に慣れると楽しくなってきます。
みんな真面目に宿題に取り組んでいて、若干疲れ気味ながら真剣に授業を受けているので、ワイワイ・アットホームな雰囲気にはなりえないのです。それに通訳翻訳は基本的にやること地味ですし。
クラスメートは仲が良く、同じ苦しみを味わっている”仲間”という感覚になります。1サイクル4週間なので、最後の週末は宿題がなく、みんなでパーティしたりします。
この学校の良い所は、生徒と先生の距離が近いところだと思います。
ESLだと先生が生徒にメールアドレスを教えるというのは滅多にないことですが、この学校は全員がメールアドレスを教えてくれ、「何かあったら何でも相談してね」と言ってくれます。
とくに通訳翻訳のコースの先生は、卒業後も「助けが必要な時は、ためらわず連絡してね」と言ってくださいました。
また、とにかく英語と日本語に向かわなければならないということです。一歩踏み込んで英語を”理解する”ということをこのコースでは学べると思います。
英語を日本語に翻訳しようと思うと、完全に英文を理解しないと日本語にできません。(自分が出来ていたとは思わないのですが。)
なので、どの程度自分が英文を理解していないのか良く分かりますし、繰り返すうちに自然と読解力が身に付くと思います。
また、日本語を英語にするということをするので、英語のニュアンスを学ぶことが出来ます。
このコースを受講してみて、短い期間ではありましたが学んだものは大きかったと思います。
真剣に勉強したい人向きのコースです。沢山のものを得られると思います。
先生方が通訳翻訳の情熱にあふれる方ばかりなので、目的意識がはっきりしている人にはお勧めできるコースだと思います。